理事長あいさつ

 

 このたび、NPOバイオマス北海道の理事長を拝命いたしました石井一英です。本NPO活動を通して、バイオマス利活用を通した幅広い活動により北海道を活性化することに貢献したいと思っています。会員の皆様を始め、そして本NPO活動に共感しご協力いただいている皆様に改めて感謝申し上げると共に、今後も引きつづきよろしくお願い申し上げます。

 さて、「NPOバイオマス北海道」は、「石狩バイオマスネットワーク研究会」(2005年7月~2009年6月)の活動を引き継ぎ、さらに、北海道全体のバイオマス利活用の推進に向けた具体的な事業を推進する役割を担うものとして、2009年11月9日に登記し設立されました。その経緯、意義等は、NPO法人の設立趣旨書に述べられている通りです。バイオマスが豊富な北海道という地域特性(場)を活かし、そして、「石狩バイオマスネットワーク」で培った人のつながりを大切にし、バイオマスの利活用の推進を通じて、北海道の発展のために貢献することが私たちの責務であると考えています。

 2020年10月国から、カーボンニュートラル宣言がありました。北海道は、2020年3月に2050年二酸化炭素排出実質ゼロ(ゼロカーボンシティ)に表明しております。これまでの資源制約に加えて、温室効果ガス排出も私たちの生活や活動の制約となる時代に突入しました。脱炭素社会は、私たちの持続可能な未来を築くための目的ではありません。一つの「制約条件」なのです。バイオマス利活用を通じた北海道民の幸せ(ウェルビーイング)に貢献したいと思います。

NPOバイオマス北海道の活動の一つとして今後力を入れたい分野は、“人材育成”です。小中高・大学生のみならず、自治体職員や企業の皆様、そして一般の皆様も含めた“学びと交流の場”を創りたいと願っています。どんなアイデアも、この学びと交流の場から沸いてでてくるものです。もちろん、これまでの活動の基軸であった北海道バイオマスネットワーク会議との連携による自治体支援、セミナーや講座の開催、そして、会員交流であるバイオマスカフェの活動も引きつづき行っていきます。

是非、NPOバイオマス北海道の活動をのぞき見していただき、もし共感していただければ会員として一緒に活動してみませんか?よろしくお願い申し上げます。

 

2021年6月24日

NPOバイオマス北海道 理事長

北海道大学大学院 石井一英